仙台七夕の大きな特徴は、毎年新しい飾り物を新調することです。材料は骨組みの竹細工から始まり装飾には日本古来の友禅和紙と遠くは四国の土佐和紙などを使い一つ一つ心をこめて寒い時期からその日のために準備されます。
仙台七夕は作り手も見物される方々も毎年その日を楽しみに一年間準備をします。
飾り物の丸い部分(くす玉)は2月の寒い時期に山から切り出した孟宗竹を竹ひごにし丸く編んで作ります。それに伊予(四国)で作られた土佐和紙のお花紙でふわふわのぼんぼりを作ります。その下部になる吹流しの部分は京都から取り寄せた友禅和紙等を利用し綺麗な飾り物を毎年工夫しながら作っていきます。大勢の作り手が見物にお出で下さる方々に喜んでもらえるようにと日々試行錯誤しながら工夫に工夫を重ねて努力しています。
仙台七夕まつりは、このように七夕飾りを作る女性陣と現場の準備を整える男性陣がその日のために力を合わせています。
仙台七夕まつり 2022
- 開催日 2022 8月6日、7日、8日
- 場所 主な場所 仙台市中心部、勾当台公園市民広場、仙台市内商店街(サンモール一番町商店街・一番町一番街商店街・ハピナ名掛丁・クリスロード商店街・ぶらんど~む一番町商店街・おおまち商店街・仙台朝市商店街)
- 住所 宮城県 仙台市 青葉区 本町 3丁目 9
- 時間 朝10時~21時くらいまで(店舗により異なります。)
特徴ある七夕飾り
仙台七夕まつりの七夕飾りの特徴は、その大きさと華やかさです。仙台空港や仙台駅構内では、大型の七夕飾りが観光客を出迎えます。街にでて商店街に向けて歩けば、各通りや店舗の前に七夕飾りが並びます。
通りに風が吹き込み、七夕飾りの吹き流しが大きくたなびくと、今年も「七夕さんの季節になった」と地元の人は感じます。
そしてなにより一番の特徴は、各商店街にあるお店前に飾られる大型の七夕飾りです。
アーケードの中でも、天井に届くように立てられた10メートル越えの笹竹に、大きさ60センチにも及ぶくす玉、長さおよそ3メートルの吹き流しに、色とりどりの七夕飾りが4~5個並びます。
その大きさや作り方はお店ごとに特徴があり、色や形に工夫が施され、毎年少しづつ変えてみたり、全く新しいデザインを考案したりと見る人によってはその変化も楽しみの一つです。
また、商店街にある店舗前の七夕飾りは、古くから続く老舗のお店ほど、社員総出で時間をかけて手作りで作られているのが特徴です。春が訪れ、寒さから暖かさを感じるころには、今年の七夕の準備が始まります。時期が来れば、みんなで鶴を折り、吹き流しを作り、短冊に願いを込めます。
古き良き伝統を守りつつ、誰もが足を止めてじっくりと眺めたくなる七夕飾り、その表現は毎年進化しつつも「仙台七夕らしさ」を継承する趣があります。
金賞・銀賞・銅賞
毎年盛り上がる七夕まつりですが、その醍醐味の一つ、お店ごとに違う特徴ある七夕飾りです。その創意工夫された七夕飾りに対して「仙台七夕まつり協賛会」が「金賞・銀賞・銅賞」というように表彰を行います。
この表彰には団体と個人があり、審査のポイントも「仙台七夕伝統の美しさ」「話題性と個性」「七夕飾りへの取り組み意欲」などから「仙台七夕協賛会」が毎年審査を行って表彰されます。
審査はお祭り当日の8月6日に発表され、表彰された七夕飾りには、「金賞」や「銀賞」・「銅賞」と書かれたお札が七夕飾りに取り付けられます。「華やかで豪勢な飾りだな~」と感じたら笹竹にお札があるかどうか確かめながら歩くのも仙台七夕まつりの楽しみ方の一つです。
仙台七夕花火祭について
仙台七夕花火祭の特徴は、何といっても都市の中心部でありながら大規模な花火大会が行われるところです。
市内を流れる広瀬川近くから打上げられる花火を360度全方位から観賞できます。
- 開催日 2022年 8月5日 月曜日
- 時間 19時から20時30分
- 場所 仙台西公園周辺
- 駐車場 基本的に混雑するのでマイカーでの観覧はお勧めいたしません、公共機関のバス・地下鉄で観覧するのがおすすめです。
- 交通規制 調整中のようです。詳しくは公式ページにて